バックエンドエンジニアによる初めてのJamstack(商業出版版)

商業出版
本書は技術評論社から出版された書籍版です。技術書典で頒布した同人誌版を大幅に加筆修正し、商業出版として再構成されています。
本書は技術評論社から出版された書籍版です。技術書典で頒布した同人誌版を大幅に加筆修正し、商業出版として再構成されています。
書籍概要
本書は、バックエンドエンジニアの視点からJamstackアーキテクチャを学ぶための実践的なガイドブックです。従来のサーバーサイド開発に慣れ親しんだエンジニアが、モダンなフロントエンド技術とJamstackの世界に足を踏み入れるための最適な入門書となっています。
商業出版版の特徴
- 大幅な加筆修正: 同人誌版から内容を拡充し、より詳しい解説を追加
- 実践的なサンプル: 実際に動作するアプリケーションの構築を通じた学習
- 豊富な図表: 理解しやすい図解とスクリーンショット
- 最新技術対応: 2024年時点での最新のJamstack技術スタックに対応
出版情報
- タイトル: バックエンドエンジニアによる初めてのJamstack
- 著者: 大宮 薫
- 出版社: 技術評論社
- ISBN: 978-4-297-13909-5
- 発売日: 2024年
- 判型: B5変形判
- ページ数: 約300ページ
対象読者
主な対象
- バックエンドエンジニア: サーバーサイド開発の経験があり、フロントエンド技術を学びたい方
- フルスタックエンジニア: モダンなWeb開発手法を習得したい方
- Jamstack初心者: 概念は知っているが、実際の開発経験がない方
- アーキテクチャ設計者: 新しいWebアーキテクチャの選択肢を検討している方
前提知識
- プログラミングの基礎知識
- Web開発の基本概念(HTTP、HTML、CSS、JavaScript)
- サーバーサイド開発の経験(言語は問わない)
- Git/GitHubの基本的な使用経験
主な内容
第1部: Jamstackの基礎
第1章: Jamstackとは何か
- モダンWebアーキテクチャの変遷
- Jamstackの定義と特徴
- 従来のサーバーサイド開発との比較
- メリット・デメリットの詳細分析
第2章: Jamstackの技術スタック
- 静的サイトジェネレーターの選択肢
- ヘッドレスCMSの比較検討
- ホスティングサービスの特徴
- CI/CDパイプラインの構築
第2部: 開発環境の構築
第3章: 開発環境のセットアップ
- Node.js環境の準備
- 開発ツールの導入
- エディタ設定とプラグイン
- デバッグ環境の構築
第4章: プロジェクトの初期化
- Next.jsプロジェクトの作成
- ディレクトリ構造の理解
- 設定ファイルの詳細解説
- 開発サーバーの起動と確認
第3部: 実践的な開発
第5章: 静的サイト生成の基本
- ページルーティングの仕組み
- 動的ルーティングの実装
- メタデータの設定
- SEO最適化の手法
第6章: データフェッチングとAPI連携
- getStaticPropsの活用
- getServerSidePropsとの使い分け
- 外部APIとの連携
- データキャッシュの最適化
第7章: ヘッドレスCMSとの統合
- ContentfulとNext.jsの連携
- コンテンツモデルの設計
- リッチテキストの表示
- プレビュー機能の実装
第4部: デプロイと運用
第8章: Vercelでのデプロイ
- Vercelアカウントの設定
- 継続的デプロイメントの構築
- 環境変数の管理
- プレビューデプロイの活用
第9章: パフォーマンス最適化
- Core Web Vitalsの測定
- 画像最適化の手法
- JavaScript最適化
- CDNの効果的な活用
第10章: 監視と運用
- アクセス解析の導入
- エラー監視の設定
- パフォーマンス監視
- セキュリティ対策
第5部: 応用と発展
第11章: 高度な機能の実装
- 認証システムの統合
- コメント機能の追加
- 検索機能の実装
- 多言語対応
第12章: チーム開発とワークフロー
- コードレビューのベストプラクティス
- ブランチ戦略の設計
- 品質管理の自動化
- ドキュメント管理
学習効果
本書を読み終えることで、以下のスキルを習得できます:
技術スキル
- Jamstackアーキテクチャ: 設計思想と実装パターンの深い理解
- Next.js: React-based SSGフレームワークの実践的活用
- ヘッドレスCMS: コンテンツ管理システムとの効果的な連携
- モダンフロントエンド: 最新のフロントエンド開発手法
開発プロセス
- DevOps: CI/CDパイプラインの構築と運用
- パフォーマンス最適化: Core Web Vitalsを意識した最適化手法
- チーム開発: 効率的なワークフローの構築
- 品質管理: 自動テストと品質保証
バックエンドエンジニアの視点
従来開発との比較
観点 | 従来のバックエンド開発 | Jamstack開発 |
---|---|---|
インフラ管理 | サーバー構築・運用が必要 | マネージドサービス活用 |
スケーリング | 手動でのキャパシティ管理 | 自動スケーリング |
セキュリティ | サーバーレベルの対策が必要 | プラットフォーム任せ |
開発速度 | インフラ準備に時間 | 即座に開発開始 |
運用コスト | 固定的なサーバー費用 | 従量課金制 |
学べるポイント
- 責任分離の新しい形: インフラをマネージドサービスに委ねる設計思想
- APIファーストアプローチ: マイクロサービス的な思考法
- フロントエンド理解: モダンフロントエンドの開発体験
- パフォーマンス意識: ユーザー体験を重視した最適化手法
実装サンプル
プロジェクト例
本書では以下のような段階的なプロジェクトを通じて学習します:
- シンプルなブログサイト: 静的サイト生成の基本
- 企業サイト: ヘッドレスCMSとの連携
- ポートフォリオサイト: 動的機能の実装
- Eコマースサイト: 決済システムとの統合
技術スタック
- フロントエンド: Next.js、React、TypeScript
- スタイリング: Tailwind CSS、CSS Modules
- CMS: Contentful、Sanity
- 認証: Auth0、NextAuth.js
- 決済: Stripe
- ホスティング: Vercel、Netlify
- 監視: Vercel Analytics、Sentry
商業出版版の追加要素
同人誌版からの主な追加・改良点:
新規章の追加
- TypeScriptを使った型安全な開発
- テスト駆動開発(TDD)の実践
- アクセシビリティ対応の詳細
- 国際化(i18n)の実装
内容の拡充
- より詳細なコード解説
- トラブルシューティングガイド
- ベストプラクティスの充実
- 実際の運用事例の追加
品質向上
- 専門編集者による校正
- 技術監修の実施
- 図表の品質向上
- 索引の充実
関連リソース
公式ドキュメント
参考サイト
サポート
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まとめ
本書は、バックエンドエンジニアがJamstackの世界に足を踏み入れるための最適な一冊です。理論的な説明だけでなく、実際に手を動かしながら学べる実践的な内容で、読者の皆様のスキルアップをサポートします。
従来のサーバーサイド開発の知識を活かしながら、モダンなWeb開発の新しい可能性を発見してください。